VOL.6 ~ 10

俺たち全開! Vol.10

今年もフィッシングショーが近づいてきた。こちらが俺達。が常駐するジャッカルブース

2010年、始動!今年も俺達。秦拓馬を宜しくお願いします!ってことで、まもなくやってくる釣り業界最大のイベント「フィッシングショー」に向け、超大忙しの日々を送っております。簡単におさらいすると、フィッシングショーとは、車業界のモーターショーのような催しで、各社が新製品を発表したり、バスプロや、釣り名人達のトークショーがあったりと老若男女が楽しめちゃうイベントなわけです。本来ならば、冬ってことでバスフィッシングは束の間のオフシーズンなんて思われがちですが、毎晩の如くメーカーとのNEWアイテムの細部を作り込んでいく打ち合わせがありますし、ショーに向けての取材も盛り沢山。おかげで正月に緩んだボディーラインも次第に引き締まってまいりました。
俺達。が現在、最終調整中のルアー「マッスル3.8」。
僅かな違いが釣果のカギを握る。
ほんの1例。同じように見えるルアーでも、作られた年代の違うルアー。左は1990年代後半、右は1990年代前半のモノ。目のシールが違うので見分けがつく。実は使われている樹脂が違う為、全く性質の異なるルアーになっている。
俺達。が今年プロデュースするアイテムは数点がスタンバイしており、現在は最終微調整段階。ルアーといえど、本当に細かい違いが釣れる釣れないを左右するので最後まで気が抜けないんですよねぇ。例えば、僅か0.1gでも重さが変わってしまうとルアーの泳ぎに影響が出てしまうんです。実のところ、バスフィッシングの世界には、オールドルアーコレクターと呼ばれる人たちが少なからず存在します。オールドカーに同じく骨董的な価値を見出してコレクションする場合と、同じルアーであっても年代によって色や音や泳ぎが僅かに違い、それに伴い釣果に影響が出る事を重要視する場合。俺達。は後者のコレクターの一人で、同じルアーであっても年代やモデルによって沢山のルアーをコツコツと収集してます。ちなみに10年以上も前のルアーだと、まずショップなどで普通に買える事は少ない。
俺達。の愛車エクスカージョンも2005年にフェイスが変わり、その直後廃番となった。つまりレアな最終2005年モデル。マニア心をくすぐりますねぇ。
例えば、99年までのシボレータホの顔が好き、とか。それと同じ話。特にバスフィッシングの歴史が日本よりはるかに長いアメリカで、昔から親しまれてるようなロングセラーと呼ばれるルアーだと、途中で名前が変わったり金型が変わったりと、マイナーチェンジなんて日常茶飯事で、そんな歴史もなかなかオモロイんですよね。で、何年モデルは音が微妙に違うとか、材質が特殊な樹脂だから良く釣れる、っていう世界がある。歴史背景とか、単純に金型の故障とか、色んな理由があるんやろうけど、それがまた奥深くオモロイ。超真剣なトーナメントじゃなければ使いたくないような貴重なルアーも少なからず有ったりします。良く良く考えてみれば、そんなルアーの僅かな違いも見切ってしまうバスって魚こそがホンマに奥深いってことですよね。というわけで、今回のフィッシングショーでは、未来永劫、世界中で愛され続けるようなルアーを発表したいですねぇ。頑張るぜーーー。
アメリカでバスプロのボックスには必ず入っていると言われるほど、古くから親しまれているルアー。上の箱入りは1970年代前半のモノ。
ルアーに秘められた僅かな特徴を掴む事がビッグフィッシュへと繋がる。ちなみに、写真のバスは2010年の初バスちゃん。
俺たち全開! Vol.9

09年エリート5、選ばれた5人の選手。

いやー、刺激的な戦いやった。こんにちは、秦拓馬です。先日、今シーズンを締めくくるトーナメント「エリート5」が九州は遠賀川で開催されました。このトーナメントは、まさに頂点決定戦。全国で開催されているプロトーナメントを勝ち上がった選手が凌ぎを削る日本最高峰シリーズ「TOP50シリーズ」で年間成績上位20名に残り、さらにファンからの人気投票によって5人に選出されないと戦うことのできない特別な価値のある戦い。
直前の公式練習では、まずまずの手応えだった。
沢山のファンに見守られ、二日間を全力で戦い抜いた
俺達。も2007年のエリート5で戦う事が出来たが、08年は年間成績21位でフィニッシュしたので選出権利を受ける事が出来ず、悔しい思いをした。しかし、今年またしてもチャンスが巡ってきた。たった5人のみの戦いなので、言うまでもなく1人の勝者と4人の敗者が決定される。しかも、選手ごとにカメラクルーが同船し、戦いの一部始終を記録、そしてお正月特番として5日間にわたり放送されるので、華々しく勝つのか、それとも地味ながらも堅実にスコアを上げるのか、戦う選手ごとに思惑は様々である。
空振りの初日は、5匹釣ることが出来ず、3匹のみのウェイイン。
俺達。は、カメラの前ではドカンっと一発ビッグフィッシュが信条なので、07年同様、一年を締めくくる大勝負に出た。バスフィッシングにおいてホームラン狙いとは、外せばショボイ結果に空振り三振やけど、当たれば間違いなくトップウエイト。バスボートで走り回る5人の選手と、それを見守るカメラ、そして沢山のファン達。独特の緊張感の中で、人生を賭けた負けられない戦いが繰り広げられる。一投一投に魂を込め、ビッグバスに挑む。最後の一投、ルアーが戻ってくるまで緊張感全開で没頭出来た。
より難易度の高まった二日目に奇跡的なトップウエイト!スカパー「釣りビジョン」で年末から元旦にかけて5夜連続放送です。
このエリート5でしか味わうことのできない刺激が堪らなく好きなんですよねぇ。結果は、空振りの初日とトップウエイトの二日目という、天国と地獄を味わい残念ながらの3位。しかし、二日目の途中からの追い上げは、自分自身最高にエキサイティングだった。全ての歯車がかみ合えば、嘘のようにビッグバスが連発する、これがバスフィッシングの面白いトコロ。5感をフルに、そしてシックスセンスまでを味方につけた極度の集中状態だったので、バスがルアーにアタックする時の表情までが手にとるように解ってしまうような感覚…。いやー、刺激的な戦いやった。
琵琶湖はこれからが本格的なビッグバスシーズン。ワクワクしちゃいますなぁ。

俺たち全開! Vol.8

至る所に水面を覆い尽くすウィードマット。下は空洞なので魚達の楽園になってます。

こんにちわっ、俺達。こと秦拓馬です。最近、めっきり朝夕が涼しくなってきましたねぇ。夏大好きな俺達。としては、ちょっぴりブルーな気持ちになっちゃう季節。太陽、もっと頑張れよっ!そんなこんなで、やっぱり取材やトーナメントなどで、ほとんど家にも帰らずに日本中を走りまわってる日々。ホームグラウンドのはずの琵琶湖にたまに帰ってくると妙に懐かしく感じてしまいます。今日は、DVDの撮影で久しぶりの琵琶湖を満喫してきました。それにしても琵琶湖、盛り上がってますねー。日本一でっかい湖ってことはモチロン、釣れるバスの大きさも世界的に見ても最高クラスなんですよね。
こちらが「ヘビテキ」ザリガニっぽいワームを重たいシンカーでウィードを貫きバスの前に届ける。右側の茶色くて丸っこいのがシンカーです。
さらに貫通力を高めた仕掛けも。俺達。考案の「サステキ」今年はマットが多かったのでサステキブーム再燃。
さてさて、そんな琵琶湖に通うバスフィッシャーマン達が巨大なバスを狙う上で常に意識しているのが「ウィード攻略」。そもそも、ウィードとは、水草を指し、琵琶湖では沢山の種類のウィードが所狭しと繁茂しまくってます。琵琶湖を湖上から見たことない人はビックリするやろうなぁ。毎年ウィードは勢力を拡大し続けており比較的水深の浅い琵琶湖大橋よりも南のエリア(南湖)では、ウィードが無いところを探すのが難しいほどですからね。ひと口にウィードといってもバスにとって好き嫌いがあり、良いウィードを見つけなければ、釣果には繋がりません。
ウィードの中から暴れるビッグバスを引っこ抜くイメージ。パワー対パワー、まさしく格闘技でございます。
ひと口にウィードといってもバスにとって好き嫌いがあり、良いウィードを見つけなければ、釣果には繋がりません。今年は短かった夏ですが特にバスが好んだのが、「ドーム」や「マット」と呼ばれる形態のウィードでした。ドームっていうのは、オオカナダモ等が中層で屋根を作るように生えた状態のモノで、水中を覗き込むと一面ウィードだらけに見えるんですが実は魚達が自由に泳ぎまわれるほど広い空間が出来上がってます。そして、日影を好むバス達はドームの中で生活するようになる為、良い条件を備えたドームが狙い目となります。マットとは、藻刈り作業後や、台風一過後に千切れた流れ藻が溜まり、水面に絨毯のように浮かんだ状態で、やはり日影を作ってくれます。ドーム&マット共にバス達はウィードの中で安心している為、目の前にルアーを持っていく事が出来れば比較的簡単に釣る事が出来ます。
ウィードの中から巨大魚登場!
釣れたバスが藻だらけに。エビ藻っていう種類のウィードです。キレイなエビ藻を発見するとバスフィッシャーマン達はテンション上がります。
そんなこんなで、ウィードの増加に伴い、釣法も日進月歩。現在では30g近くもある重たいオモリでウィードの屋根を突き破って釣るっていうのが主流になってきております。湖上では、ヘビーテキサスリグ=「ヘビテキ」と呼ばれ、ウィードだらけの琵琶湖では、あっちでもこっちでもヘビテキが合言葉。バスフィッシングを知らない人にとっては、なんだか知られざるミステリアスな世界って感じでオモロイでしょ!?というわけで、今シーズンも終盤に突入。残すトーナメントも後僅かとなりました。さぁて、ラストスパートだぜーーー!

第4戦の徳島県旧吉野川でも初日に見せ場を作る事が出来た。
今年の4月から獲得した盾。えぇ感じやわー。
俺たち全開! Vol.7

車もバスも でっかいのが好みなんです。

こんにちは、俺達。こと秦拓馬です。季節は今、夏真っ盛り直前ですねぇ。今日は岡山県の旭川ダムという所でスカパー・釣りビジョンの撮影を行っておりました。バケツをひっくり返したっていうより風呂桶を、いやプールをひっくり返したぐらいの超土砂降りの中のロケでしたが、きっちりナイスなバスを釣り、満足な一日でありました。おそらく今日の豪雨で梅雨明けなんでしょうね。
チーム・ジャッカル 左から
俺達。  エクスカージョン&ギャンブラーバスボート
加藤プロ  アウディQ7&トライトンバスボート
小野プロ  アウディQ7&トライトンバスボート
トーナメント会場でも目立ちまくりのエクスカージョン
今回のモデルは2005年の最終モデル。バスフィッシングで使われるロッド(約2メーター)を積んでも楽々で、なんせボートを引っ張ってても、それを忘れるぐらいトルクフルに走ってくれる。いやー、世の中には凄い車があるモンですねぇ。とことんでっかい車で、とことんでっかいバスを追いかけていこうと思いまっす。このエクスカージョンに出会ってからトーナメント成績もウナギ昇りに絶好調!毎回、シングル入賞の賞金獲得圏内でフィニッシュ出来ております。7月初旬に開催された、日本最高峰トーナメントTOP50シリーズ第3戦においても、ビッグバス一発勝負を押し通し、準優勝することが出来ました。
top50シリーズ第2戦もシングル入賞
新作DVD「リグ芸人が行く。」では書道も披露!?
まぁ、ホンマのこというと、ちょっぴり悔しいんですけどね。最後に、宣伝を。7月末から俺達。主演のDVD「リグ芸人が行く。」&「BRUSH FILE5」の2本が発売になります。どちらも涙あり笑いありの最高傑作でございます。是非、見てくださいねっ!!
TBCトーナメントでも6位入賞   利根川にて
7月初旬 岡山県旭川ダムにてTOP50第3戦 惜しくも準優勝。
優勝してハーレー買おうと思ってたのに…、次回も頑張るぜーーー!
俺たち全開! Vol.6

毎日ビジネスホテルだと、さすがに飽きますね…。

「デジタル一眼レフ」ニコン・D90 俺達。の新しい趣味でございます。色んなレンズが欲しいぜーーー。

こんにちわー、俺達。こと秦拓馬です。3月末に開催された日本最高峰のバストーナメントTOP50シリーズの初戦in千葉県高滝湖を皮切りに本格的に全国トレイルが始まりましたねぇ。4月に入ってからも取材ラッシュや新作DVDのロケ、などなど寝る間も惜しんで走りまくり。もちろん5月も勢いそのままに全国行脚、現在はトーナメント2戦目の舞台となる茨城県霞ヶ浦に来ております。もうこのビジネスホテルに来て既に4日間。一年をトータルすると約100日くらいはホテル暮らしをしております。
ビッグバスとファイトする釣友M氏。デカいクチ開けて最後の抵抗中のバス
現在は霞ヶ浦で練習中。日が暮れるまでルアーをキャストし続ける。
昼間は、思いっきり釣りして、夜になると部屋で原稿書いたり、新アイテムのデザインしてたり、とワンパターン。そんな中、どっぷりハマッってるのが「デジタル一眼レフ」。知り合いのカメラマンに勧められてニコンのD90というモデルを買ったんですが、これがまたメッチャ面白い!今まではブログの写真は、普通のデジカメかカメラ付き携帯で撮ってたんですが、「一眼レフ」で撮ると、まるで別モンのように綺麗に、しかも臨場感溢れる写真を撮ることが出来るわけです。取材には必ずプロのカメラマンさんが撮影に来るわけで、みなさんそれぞれのカメラを持っておられる。以前から、写真には興味があったんですが、これほどまでに奥の深い世界だとは…。少しずつカメラテクを盗みながら、ホテルに戻って今日の写真をニヤけながら確認してます。
昨日、遭遇したヘビ。水面に写る横顔も可愛いぜーーー
新作DVD撮影中のひとコマ。池の真ん中でジャンプするビッグバス。
釣りしてても、目は常に、良い写真のネタは無いかと探してる。でも、これって普段気づかなかった季節の訪れや、フィールドの変化を見つけることが出来るので、趣味と実益を兼ねてますよね。あっ、ツクシンボウ生えてきた、とか。昨日は、対岸からヘビが泳いできたのを激写。バスの鱗模様もアップで撮ってみると凄いことになってたり、格闘中の水飛沫も迫力満点。あぁ~最高ですなぁ。やっぱりフィールドには、最高な景色や最高の瞬間が溢れてる。これらを見つけるのもバスフィッシングの楽しみの一つだと思う。バスフィッシングが仕事になって数年、見過ごしがちだった楽しみをカメラが教えてくれました。
琵琶湖にて開発中のルアーでビッグバス。カタチはまだまだ企業秘密でございます。

バスプロ 秦  拓馬 「俺達。全開!」 は月刊オートスキャナーにて隔月連載中です。
毎月25日発刊、コンビニ・書店は有料版100円・各設置店は無料配布中!
月刊オートスキャナー ホームページ
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